【不倫体験談】キャバ嬢時代にお客様と不倫関係になった話

私の最初で最後の太客。
藤木直人似・イケメン社長の話のつづきです。

↓前のお話はこちら↓

頻繁にキャバクラを利用してくれるため、不定期出勤からレギュラー出勤になった私。
そのおかげで藤木さん以外の指名客も少しずつ増え、けっこう稼げるようになってきた時、

藤木さんから、ある話を持ちかけられたのです。。。

…とか思わせぶりなことを書いたって、もうタイトルでバレバレですよねw
はい、藤木さんと付き合うことになったんです!

藤木さんは既婚のため、いわゆる不倫です。
いや~今考えるとかなりヤバイですよね……。

とりあえず、どうして不倫関係になったのか。
その経緯を書いていきましょう!

私が藤木さんと不倫関係になった経緯

藤木さんが私を指名するようになって数ヶ月。
たしか夏休みで「友達と遅くまで遊ぶから」と親に嘘をついて、毎日キャバクラに出勤していた時のこと。

いきなり藤木さんに

「今日、アフターに行けない?」

とお誘いを受けたのです。

アフターはキャバクラの営業が終わった後、お客様と改めて飲みに行くこと。
給料は発生しないので、嫌がるキャバ嬢がほとんどだと思います。

でも私はOKしました。 夏休みでもないとアフターに行ける機会はないし。

なによりも、藤木さんにはさんざん稼がせてもらってますし!!!
ということで、藤木さんが行きつけのバーへ同行しました。

愛人契約を持ちかけられる

タクシーで連れて行かれたのでちゃんとした場所は覚えていないのですが、たしか麻布十番とかあの辺りだったと思います。
すごく高級そうなお店で、完全個室の部屋へ通されました。

しばらくお酒を飲みながら談笑をしていたら、いきなり藤木さんが真剣な顔つきになり、こう切り出してきました。

「なでしこちゃんが良かったらだけど、1回10万円で会ってくれないかな?」

派手な遊びをしなければ、キャバクラは1回数万で楽しめます。
だから私は単純に疑問に思って、

「え????1回10万なら……お店に来てくださったほうが安上がりなのでは?」

と普通に聞いてしまいました。(今思うと恥ずかしい)

「あ、こういうの初めてか。この10万円には一緒にベッドで過ごすのも含まれてるんだよね」
「………!あ!?愛人契約ってことですか!!??」

衝撃。
衝撃すぎました。

藤木さんはイケメンの社長。
しかもキレイな奥さんと娘さんもいます。
それなのに私みたいな人生経験が少ない大学生に愛人契約を申し込むなんて!

正直、藤木さんにがっかりしてしまいました。

「結婚を前提に付き合ってほしい」と告白される

私がどう断ろうか悩んでいると、藤木さんが私のその空気を察したのか、

「こんな40代のおじさんにこんな話されても困るよね。ごめん」

と言って、少し笑いました。

「初めてなでしこちゃんに会った時、一目ぼれしちゃったんだ。でも君みたいに若くてキレイな子は、僕のようなおじさんは相手にしてくれないでしょ?だからこんな形でしか申し込めなくて……ごめんね。不快な思いをさせてしまったね」

一目ぼれ。
つまり、藤木さんは私のことを好いてくれているということ?

そう思った瞬間、心臓がバクバクし始めました。

だって藤木直人似の社長ですよ!!!

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#藤木直人

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こんな人、もう二度と私の目の前に現れない。
藤木さんと付き合えたら、きっと素敵だろうなぁとすごく思いました。

でも、不倫は絶対にダメ。
他人を不幸にするような恋愛は絶対にいけない。

「……奥さんと、うまくいってないんですか?」
「そうだね。あまり会ってないよ。会うとケンカばかりだから」
「離婚とかは考えてないんですか?」
「考えてる。でも、子供の義務教育が終わるまでは夫婦でいたいとは思ってる」

バッサリ断りたいのに、私の口から出るセリフは藤木さんへの質問ばかり。
なんとか“不倫でもしょうがない”と思える理由を自分で探しているみたいでした。

藤木さんは私をじっと見つめると、私の手をギュッと握りこう言いました。

「結婚を前提に僕と付き合ってくれないか?」

頭ではダメだとわかっていたのに、条件反射で「はい」と答える私。
藤木さんは満面の笑みを浮かべて、私を抱きしめてくれました。

「最初からこう伝えれば良かったね。もちろんこれからもお店には行くし、助けてほしいことがあったらなんでも言って。始まりがこんな形で申し訳ないけど、時が来たらちゃんとするからね」

そう話す彼を、私は信じたいと思ったんです。

彼は有言実行で本当に週1度は私のお店に来てくれ、お金を使ってくれました。
プライベートのデートの時にお小遣いを渡そうとする彼に「付き合ってるのだからいらない」とほぼ突っぱねてたから、その代わりにお店でお金を落としてくれていたのかもしれません。

そんな彼の紳士的な対応に、ますます私は惹かれていったのです。

終わりは急にやってきた

彼と不倫関係になってから、約1年後。
その日は六本木で彼と食事をしてから、ホテルに泊まる約束をしていました。

待ち合わせ場所に到着し、彼にLINE。
しかし一向に既読にならず、約束の時間になっても彼はやって来ませんでした。

1年間付き合っていて、こんなことは初めてでした。
何度も電話をかけましたが、すべて留守電に繋がります。
私は「近くのカフェで待機してますね」と留守電に残しました。

それから1時間待っても、2時間待っても、彼から連絡はなし。
諦めて帰ろうとした時、ようやく彼から着信がありました。すぐに出ると

「連絡が遅くなってごめん。妻にバレてしまった」
「え!?大丈夫なの?」
「なでしこちゃんに迷惑はかけないようにする。しばらく連絡が取れないと思う。ごめん、またね」

そう言って、電話を切られてしまいました。

妻にバレた。
つまり、私との不倫関係がバレてしまったということです。

すぐに『不倫 慰謝料』で検索しました。
迷惑はかけないと言ってくれていたけど、もしもの時はしっかり対応しようと思ったので。

離婚になった場合の慰謝料の相場は200万~300万。
このくらいであれば今までの貯金とキャバクラで頑張って働けばなんとかなりそうです。
ただ、彼は社長さん。私が奥さんであれば、きっととんでもない額を請求するでしょう。
不倫相手である私にも、きっと高額な慰謝料を要求するに違いありません。

それでも、藤木さんと一緒になれるのであれば頑張って払おう。
そう覚悟を決めたのでした。

しかし………。

その日以来、今の今まで藤木さんから1回も連絡はありません。
私のLINEはブロックされているのかまったく既読にならないし、電話しても繋がらないし、お店に来ることもなくなってしまいました。

私はたぶん、捨てられてしまったのだと思います。

もちろん、彼の会社は把握しています。
本当にどうにかして連絡を取りたい、会いたい!……と思えばできると思います。

連絡がなくなった当初は、会社に連絡や待ち伏せをしようかなと何度も考えたりしました。

でも私は、結局1度もコンタクトを取っていません。
だってきっと、誰も幸せにならないから。

連絡が向こうから来ないのだから、会いに行っても迷惑がられる可能性大です。
万が一受け入れてくれたとしても、きっと不倫関係が継続するだけ。
また藤木さんの家族の存在に罪悪感を持ちながら付き合わなければなりません。
それなら、このまま自然消滅したほうが良いと思ったんです。

彼を恨んでないわけではないですけど、十分すぎるくらい色んな経験をさせてもらったし、稼がしてもらいました。
このままお互いに良い思い出にして、忘れようと思いました。
まぁ1年は関係が続いた仲なのだし、ちゃんとお別れをしてほしかったですけどね(´;ω;`)

ドロドロの修羅場を期待していた人はすみません。
でもこれが私の最初で最後の不倫体験でした。

もう不倫は絶対にしない。
数年前のベッキーの不倫騒動を見て、より決意を固くしました(苦笑)

コメント

  1. 特命係 より:

    人の本質っていつまでも変わらないんですね(笑)
    記事を拝読して、心からそう思いました。
    可哀想な方。